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Cafco.dalla?

たらちねの 母が養ふ蚕の 繭ごもり
いぶせくもあるか 妹に逢はずして
「万葉集」より

ブランド名にある「Cafco」は、万葉集の中で詠まれている「飼ふ蚕(こ)」に由来しています。
シンボルマークは、お蚕さんが首を八の字に振りながら糸を吐く姿をイメージして…。

Vision

Cafco.dallaが目指すのは、お蚕さんの命の尊さや、ものづくりの素晴らしさなど、「生きているストーリー」を伝え、纏ってくださる方の心が、より豊かになるようなアイテムを手掛けていくこと。そのために、養蚕家さんとタイアップして、衰退してしまった養蚕を呼び戻すこと。

大切なものであふれる社会であってほしいから。

愛知県豊田市をその課題に取り組む拠点とし、三河の方言「〜だら」をブランド名に込めました。

ごあいさつ

Cafco.dallaディレクターの蓮尾です。

2021年1月、今も伝統的に養蚕を行っている愛知県稲武地区を訪問した際、お蚕さんは蛹(さなぎ)になるとき自分を守るために糸を吐き繭を作るということ、お蚕さんはその後羽化しても成虫として生きていく能力がなく一生を終えること、私達が手にしているシルク製品はそんな繭から作られること、そして、着物一反に約3,000頭の命が込められていることを知りました。シルクは生きた糸、命そのものであり、尊く、儚いものであると知りました。

仕事のことや自分自身のことでモヤモヤを抱え、「自分には何が出来るのか?」と自信をなくしていた当時の私は、お蚕さんから「頑張れ!」と背中をおされたように感じました。これをきっかけにシルクに興味を持ち、ブランドを立ち上げよう、そして、私がお蚕さんの命にあとおしされたように、お蚕さんの力を借りて私も誰かを応援できるようなシルクアイテムを作ろう、そう心に決めました。

Cafco.dallaが目指しているのは、「大切なものがあふれる社会」です。私にも、大切なものや、大切な人達がいます。そして、その存在のおかげで、日々が幸せだと感じます。

ファッションもきっと同じ。私たちが作るシルクアイテムも、みなさまにとって心を豊かにする「大切なもの」のひとつになってくれたら嬉しいです。「頑張れ!」の気持ちをたくさん込めて。

Member

蓮尾智紗子 Chisako Hasuo
-founder & director

愛知県半田市出身。結婚を機に豊田市に転居し、自動車部品メーカーで経営企画・広報を担当。2018年に「Move on!!」を立ち上げ、豊田市を拠点にPRプランナーとして店舗・企業の広報活動を企画・サポート。2022年12月に、豊田シルクアパレルブランド「Cafco.dalla」を立ち上げる。

都築  浩一 Kouichi Tsuzuki
– sericulturist(養蚕家)
かつて養蚕の町だった豊田市で、再び養蚕の復活を目指す「とよた衣の里プロジェクト」メンバーの養蚕家。

大林 優子 Yuko Obayashi
– silk coordinator
「とよた衣の里プロジェクト」立ち上げメンバー。シルクの良さや特徴を大切にしたものづくりをコーディネート。

𠮷田 優子 Yuko Yoshida
– stylist
パーソナルスタイリング「LiLi closet」主催。商品企画に参画。シルク・お洋服共に引き立つスタイリングを提案。

林 久美子 Kumiko Hayashi
– silk curator
岡谷蚕糸博物館元学芸員。養蚕・シルクに精通したアドバイザリー。当サイト「the living stories」を執筆。

川畑 優希 Yuki Kawabata
– accessory designer
アクセサリーショップ「0963」主催。シルクの良さが引き立つイヤーアクセサリーデザインと制作を担当。

藤墳 裕次 Yuji Fujitsuka
− project manager
自動車・自動車部品等のものづくりをサポートする「Number Nine Works.inc」CEO。当プロジェクト全体をマネジメント。